◆議員(
浦崎陽介) ありがとうございます。 今回のこの決議書を見ますと、内容が柏 元三議員はこのような責務を負う
名張市議会の一員でありながら議会で決定された事項を守らず、再三にわたり
議会批判を繰り返しているにもかかわらず、その
問題解決については議会で議論を行うことをせず、裁判所への訴訟を提起するなど
議会運営を混乱させてきた、僕この中身についてはどうかなって、少し本当に疑問を感じました。 議会が混乱してたというよりも、ほんで裁判所へ手続を行うことは別に何ら問題はないんですよ。我々議会内で、例えば傷害事件が起こりました、やっぱり司法、警察の介入だとか、やはり議会内でできる範疇というのがあると思うんですよ。柏議員は法律上、憲法上どうなのかという議論を裁判所に申し立てただけであって、その行為が要は権利を侵すような中身というのは、僕はどうなのかな、我々は立法府と言われているわけですから、やっぱり上位法というのがありますよね。人権だとか保障、自分たちの権利というのをね。そこの中でこの中身の裁判所へのというのは、問題は別に僕は、普通ですよね。何か事が起こった際に、この中でお互いに解決ができない場合、夫婦間でもそうですよね。夫婦で解決ができないから裁判所へお願いするんですよ。この議会内で
話し合いができないから裁判所へ提起する、一緒なんですよね。 だから、ここを問題を結局議会内で、夫婦間でもそうですよね、お互いに話し合わない、お互いが話し合わない、だから裁判所、第三者が介入するんですよ。そこで理由にならないって判断が出ました。それは結論であって、この中身は結果じゃなくて、裁判をすることがどうなのかということを問うてるわけで、裁判をするから議員としてふさわしくない、
民主主義の中でですね。
民主主義は、議会というのは、じゃあ全て正しいんですか。
民主主義って、ただの方法論ですよね。多数決が、ここの
皆さんご存じのとおり、国会を見てても、アメリカの政治を見ても、全てじゃあ多数決が正しいことかといえば、そうじゃないときってありますよね。ただの方法論、決める方法なんですよ、これは。重きを置きますよ、
民主主義という意味では、ルールですから。ただ、その中でも
話し合いができない状況があったら、裁判所へ憲法のもと判断を下していただける、第三者に下していただける、それは大事なことです。だから、そこを否定するようなこの案には、私は賛成はいたしかねる部分があります。 中身については、柏議員と
教育民生委員会の視察に行くことに関しては、いろんな考え方もあります。ただ、柏議員がこの視察を休んで遊んでいたとか、そういうことではないんですよね。市民の皆さんに誤解を招かないように、これは柏議員の思想、信条、自分の思い、市民との約束、議会を変えていく、こういう思いの中からとった決断だということは申し添えておきたいなと思っております。 市民の皆さんも誤解をされないでいただきたい。柏議員は本当にこれまでの名張市の市政の常識というものを打ち破るような、しっかりとした行動をとっておられます。それはさまざまな批判も受けることもありますけども、やはりそれはこれ変えていかなければいけないという責務が柏議員にはあって、議会の
行政視察のあり方に一石を投じていただいたわけですから、私は本当に感謝をしている部分です。 そして、柏議員だけがこういう決議をされるのは、私はどうかなと思います。やはり改善するポイントというのは、
行政視察の中身はまだまだあります。ただ、少しずつよくなってきていることも、これは皆さんがご努力されて、少しずつよくなってきてることは、10年やっておりますから、初年度よりはよくなってきてるということは私も肌身で感じているところですけども、まだまだ改善はあります。新人が通ってきて市民の感覚を持ち込んだ際に、我々議会がおかしいじゃないかというのをしっかり聞き入れる耳を持つべき行為だと思います。そういうボタンのかけ違いから、今回のことに至ってるのではないかなと思っております。 よって、
細矢議員さん、今回この裁判所というのは、議会の中身で、議会が本当に間違えたことをして裁判で正されることも、事案も世の中にはこれまであったかと思うんですよね。どうでしょうか、その辺はお調べなんでしょうか。
○議長(
森脇和徳)
細矢議員。 (
議員細矢一宏登壇)
◆議員(
細矢一宏) 引き続きお答えをさせていただきます。 まず、
浦崎議員がいろいろとおっしゃっていただきましたけども、夫婦間のもめごとのこともおっしゃっていただきました。夫婦間の中で話し合うべきではないのか、当たり前の話です。そのとおりです。だから、議会内で話し合うのが当たり前なんです。それを
話し合いを持たないとおっしゃいましたけど、持つ姿勢はあるんです。提案権を持ってますから、皆さん。それを提案もせずに外に出したことについて、資質が欠けるんではないかというのを問題視してるんです。 議会です。
議事機関です。立法府であります。議会は議論を行うべきところなんですね。そこに
議案提起もせずに、解決を図ろうとせずに、外に持って出たこと、このこと自体が議員としての資質がどうなんだということを私は問題視してます。 ですから、いろいろとおっしゃっていただきましたけど、根本的なところで資質として話し合おうと、自分で持ってる権利も行使せずに話し合おうとしない、そこで自分が
話し合いに乗ってくれないって周りに言うのはいかがなもんかと思うんですね。ですから、やるべきことをしっかりやる、そして改善できないのであれば、次の方法を考えていく。 今までもそうでしたけども、
浦崎議員もいろいろと部会等も入っていただいて、これまでやってきましたけども、やはり問題点があったりした場合には、まず任意部会でも何でも結構です。その中で話し合った中で意見を統一して議長に提出するなり、そういったことというのは皆がやってきたわけですよね。そういった手順を踏まずにやってきたこと自体がいかがなもんか。 我々としては、さっき言わせていただいたように、委員長、副委員長、議長、副議長の立場から意見をおっしゃっていただいたときには返答させていただきました。ただ、それで納得できないのであれば、規則、
マニュアル等を改正するんであれば、これは先ほど言わせていただいたように、皆さんの同意を得てすべきことですので、
議案提起をしていただくべきではないかと、これが純然たる
民主主義の手続やというふうに考えてます。 ですから、裁判でひっくり返ったこともあったのではないか、それはもちろんその時々で、こういう
議会関係じゃなくて一般論として、環境が変わった、それに合わすためにそういった判決も出たこともあります。そして、そういう判決が出た場合は、やはり直ちに法が改正されていきますよね。ですけども、今回のことはそういったことではなくて、規則を改正したいんであれば、しっかり手続を踏んでください。その
議案提出もせずに、できないできないと言って外に出ること自体が議員としての資質がいかがなもんだということを私は問うてるわけです。ですから、そのあたりをご理解いただきたいと思います。
○議長(
森脇和徳)
浦崎議員。
◆議員(
浦崎陽介) ありがとうございます。 我々議員が、議員の身分を権利というのは、これは憲法で
地方自治法でも保障されてないんですよね。
地方自治法は議員の
辞職勧告決議を規定していません。例えば議員の不祥事がありますと他の議員から勧告決議が提出されますが、法律上認められた議案ではなく、事実上議会の意思決定を決める議案で、事実上問題があっても、議員には提案権がありますので、所定の要件を満たして提出されれば議長は受理する義務があります。だから、議長は受理したことには何の問題もありませんけども、しかし議員に提出権があるといって、何でも提案していいものではありません。この一つが議員
辞職勧告決議案です。当該議員が議員として適当か不適当かは、選挙した住民が判断すべきですということで、権限はありません。 よって、こういうものに関しては安易に出す案件ではないと思ってますので、しっかりと皆さん考えていただきたいなと。この後の壇上でもまた申し上げますけども、しっかりと本当に我々が何をしなければならないか、中身は何なのか、この辞職勧告をするだけでいいのかという話です。本来話し合わなければならないことが、これをすることによって
話し合いができない状況になるんです。しっかりと考えていただきたい。終わります。
○議長(
森脇和徳) ほかに。 (「議事進行」と呼ぶ者あり)
○議長(
森脇和徳) 質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結をいたします。 ただいま柏 元三議員から、会議に出席し発言したい旨の申し出がありました。 お諮りをいたします。 この申し出に同意することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森脇和徳) ご異議なしと認めます。よって、柏 元三議員の申し出に同意することに決しました。 柏 元三議員の入場を許可します。 (議員柏 元三入場)
○議長(
森脇和徳) 柏 元三議員の発言を許可します。 柏 元三議員。 (議員柏 元三登壇)
◆議員(柏元三) 私のこの裁判に至った経緯をまず申し上げます。 この行政訴訟に関して、私は
行政視察、
行政視察というのは法律的にはありません。議員派遣、委員派遣というのがあります。この委員派遣を
行政視察、
行政視察と皆さんおっしゃってるわけですけど、この委員派遣というのは全国の自治体で大抵のところ行われております。しかし、その委員派遣は全員で行かなければいけないという決まりは全くありません。ですから、全国で委員派遣を私のような考え方、あるいはほかにもあるかもしれません、自己都合で欠席した人が罰せられたというケースはほとんど見ることができません。あるとしたら示していただきたい。全くないはずです。 それで、なぜ私はこれを欠席したかというのは、委員派遣をやめてくださいというのが趣旨ではないんです。公金を使ってやる以上は、市民に利益が反映できるような、きちっとした法律に基づいてやってほしいということなんです。それはどういうことかといいますと、
地方自治法の第109条第8項に規定があります。これはどういう規定かといいますと、定例会以外の期間に委員会活動する場合は、継続審査ということを本会議で議決して行わなければいけない。その議決の案件は特定の議案となっております。所轄の事案、何でもいいとはなってないんです。公金を使う以上は、やはり縛りがあるわけですよ、最低限の。それを名張市は慣習的に、我々が当選した臨時議会において、所轄の事案は全て継続審査とするって、これは違法なのか、脱法なのか、少なくとも
地方自治法には反してるわけです。それを決めて、そして毎年2泊3日の所轄の事案なら何でもいいということでやってるのが実態だと思います。 私たちは公金で費用弁償をするようなものに関しては、やはり最低限のルールは守っていかなければいけない。ですから、これをやめてほしいというのではなくて、きちっとしたルールに基づいて、市民に説明がつくような、そしてその結果は議会で報告することになってるんですよ、本来。ところが視察に行った結果が報告された記憶は全くありません。だから、これは改めるべきじゃないかというのが私の趣旨だったです。 それで、なぜ財政が苦しいときに500万円も請求するのか、これは人権問題なんです。それで、行政訴訟ではなくて、民事訴訟の人権問題なんです。このようなことで慣習的に行われて、名張市の市議会規則にも載っていない、条例にもないようなものを決まりとして、そして罰せられるようなことがあったら、これはパワーハラスメントじゃないかと。しかも、それが議会内で行われたらよろしいです。それはまだ文句の言いようもある。ところが、新聞記者を集めて市民にさらされたわけですよ。どれだけの被害を受けたか。そういうことで私は民事訴訟を行いました。 500万円という金額は、ちゃんとした計算があるというのではなくて、ちゃんとした計算したら、もっと高くなると思うんです。ただ、私は申し勝手な幾ばくかのお金がいただけたら、これは必ず市に還元する。公職選挙法というのがあるので、うかつには使えない。ですから、公職選挙法に触れないような形で必ず市に還元する、それは私は周りの人たちにもみんな公言しておりました。 そして、この中に出てくるもので棄却されたと、確かに一審では棄却されました。日本の裁判というのは三審制というのがあります。私は納得いかないので、先月の29日に控訴しました。そして、控訴は受け付けられております。裁判というのは最高裁まで戦うことができる、その結果が出るまでは判決にはならないわけです。それを皆様方、一審で棄却になったから、もう勝ったような感じでおられる。それは二審で私が負けるかもしれません、最高裁で負けるかもしれない。でも、裁判というのは三審までやる権利があるわけですよ。ですから、一審の結果をもって皆様方が柏は間違っていたと、議員辞職しろと、そんな不条理なことに、私がはいそうですかと、そんなことをしたら、私は市民の皆様方、私を選んでいただいた皆様に申しわけ立ちません。 そして、そういうことが本当に皆様方がやっていいことなのかどうか、ちゃんとした道理もないようなものを、そして皆様方は議論しなかった、柏は何も言うてこなかった、とんでもないじゃないですか。私は
厳重注意処分を受けた後に、異議申し立てとして、このような疑問に答えてほしいという異議申し立てしました。一切の説明もなく却下した、紙切れ渡して却下です。私の質問に一切答えてないですよ。 そして、私は訴訟をする1カ月前に、吉住議長に対して私の訴状原案をお渡ししました。議会と議論できないから訴訟したいんだと、でも私はこう申しました。できることなら議会の中でおさめたい、1カ月間考えてくださいというんで、訴状を渡しました。1カ月、ナシのつぶてであったために、私は訴訟に至ったわけです。ですから、私が議論を拒んだ、議論を申し出なかった、そんなことが言えるかと。じゃあ我々はどうしたら議論を提案できるか、こういうことに関して議論をお願いしますと言わん限り議論はしないのか、私は質問状を出したことに、なぜ皆さん答えてくれないんですか。皆さんが議論を避けたんじゃないですか。そのようなことをしていながら、今回出されたこの議案の説明に関しては全く承知できないような。 それで、私はこの際だから市民の皆様も聞いていただきますんで、お話ししておきます。委員会視察というのは、議員の公務というのは定例会なんです。定例会以外で公金を使って、そして議員保障の損害が補償されるような行動というのは、議員派遣、委員派遣、結局継続審査が承認されたもの以外は公金は本来使えないはずです。それを間違った形で、はっきり言えばごまかして、そして昭和の時代から2泊3日を中心として沖縄まで行くような、1泊2日でしょうけど、そのようなことが行われるわけです。沖縄はごめんなさい、これは政務活動でした。委員派遣は九州がほとんどです。これが昭和の時代からずっと続いてる。そして、昭和の時代から続いてる慣習なんですね、これは。どこでも決まり探したってないんですよ。そして、
地方自治法の第109条第8項に明らかに反してる。このようなことを平気でやっていて、これがルールだから守れと、守らないから罰すると、こんなことが本当に許されるならば、私は
名張市議会というのは本当に寂しい議会だと思います。 私たちが議論をしたいと申し出ても議論に答えてくれない。そして、議論をしないで訴訟に至った、とんでもないことを言っとるじゃないですか。それで、このようなことで本当に議員辞職と言われて、はいそうですかというほど、私は議員というものを軽々しく感じてません。議員というのは、市民のために何をするか、それができなきゃ私は議員でいる資格はないと思ってます。しかし、議会のために何をやるかという以前に、市民のために何をするか、それが私たちに負わされてる役目であると。私は今後とも市民のために働く、そういう議員になりますので、ここでやめるということは絶対しません。 以上です。
○議長(
森脇和徳) 柏 元三議員の発言は終わりました。 柏 元三議員の退場を求めます。 (議員柏 元三退場)
○議長(
森脇和徳) お諮りいたします。 ただいま議題となっております
議員提出議案第6号については、
会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森脇和徳) ご異議なしと認めます。よって、
議員提出議案第6号については委員会付託を省略することに決しました。 これより討論を行います。
浦崎陽介議員。 (議員
浦崎陽介登壇)
◆議員(
浦崎陽介) さきに上程されました
議員提出議案第6号、柏 元三議員に対する
辞職勧告決議について反対の立場から討論いたします。 少し寂しい思いがあります。柏議員も先ほど壇上で言っておられましたけども、現実視察に参加しなかったことは事実であります。ただ、そこには正当な理由、これ正当な理由って、じゃあ一体皆さんどういう理由なんでしょうか。柏議員は正当な理由を持ってますよね。思想、信条、自分の思い、市民と約束したことを実現しようとする思い、これは正当な理由に至らないんでしょうか。それが今の
名張市議会にはわからなかったから、こういうボタンのかけ違いが続いておるのかなと思っております。 柏議員の言うてるように、時の吉住議長にもしっかりその旨の申し、自分の意見を述べて質問状を出したということであります。そこに対しての反論というか、
話し合いが持たれなかったことも、これは事実です。ただ、今回裁判で棄却されたということで、ある意味これはまたピンチをチャンスなんだな、要は司法のほうでは判断しなくて、
民主主義の中でしっかり議論をしてくれというふうに裁判所からつき返されたということなんですよ。ですよね、うん。 だから、我々はこの際、これを議論をしっかり行う必要性があります。これは議会だけではなく、市民を交えて。
行政視察のあり方がどうだ、柏議員はそこに一石を投じていただいたわけです、中身はどうであれですね。これは今のルールの中では、それを正当な理由としなかったわけです。これはやっぱり市民を交えた議論をしっかりこの際、皆さんはこういう辞職勧告を行ったならば、洗いざらいこれまでの議会の
行政視察の中身というのを僕も市民に対して発言していかなければならない。 やはり僕も1年当時に、1年生のときに質問、
行政視察に行った、早く質問を終われ、早く帰るんだ、そんなことが行われた
行政視察なんですよ。早く帰るぞ、質問をしたら、相手さんに答弁ようけ返ってきますよね。早く帰るぞ、早う質問終われ、これはこの議場内におられる方も一緒に同行させていただいた視察でありますけども、そんなこととかたくさんありますよ。まだまだ変えなあかんことってたくさんありますよ。ここではあえてもう発言はいたしませんけども、市民の皆さんともにこういうことを交えて、変えなければならないこと、議論してください。 柏議員に対する
辞職勧告決議、これは本当に法律にのっとっていない。何の法律的根拠もないんです。柏議員、今言われましたよね、辞職勧告を受け入れるつもりはありません。皆さん、出す行為だけでいいんですか。意見書、国に出すだけでいいんですか。その後どうするんですか。議会の重きですよ、皆さんこれからどうされるか知りませんけども。出しただけでいいんですか。議会の権威ってどうなるんですか。出しただけですか。このまま行けば平行線ですよ。改善されませんよ、何も。ただ、こういう権利を行使する責任というのもしっかりと皆さんに感じていただきたい。出すだけなら誰でも出せるんですよ。やめていただくだけの権威、法律的根拠、どっかにあるんですか。 これは、先ほども少し朗読させていただきましたが、
地方自治法は議員
辞職勧告決議を否定していません。例えば議員に不祥事がありますと、他の議員から
辞職勧告決議案が提出されます。法律上認められた議案ではなく、事実上の議会の意思決定を求める議案です。事実上の問題があっても、議員には提案権がありますので、所定の要件を満たして提出されるならば、議長は受理する義務があります。しかし、議員に提出権があるからといって、何でも提出していいものではありません。この一つが議員
辞職勧告決議案です。当該議員が議員として適当か不適当かは、選挙した住民が判断すべきです。選挙された議員が、同じく選挙された議員について適、不適を判断すべき権限はありません。それは4年毎に行われる選挙で住民が判断すべき事柄です。 そしてまた、1ですね、議員の任期は4年、法律で保障されていること、こんなこと
皆さんご存じですよね。2、議会が
辞職勧告決議案を可決しても、法的拘束力がないこと、こんなこともご存じですよね。3、当該議員が
辞職勧告決議に従わなかったとき、議会の権威が低下すること、これもご存じですよね。次ですね、4、不祥事件で逮捕された議員が議会の議決に従って辞職したときは、仮に将来無罪であることが確定した場合、議員の資格や名誉を回復させる手段はないこと等からも、議員
辞職勧告決議案の提出には賛成できないと。これ書いてはるのが、自治日本、
地方議会研究会が書いてる中身でありますけども、このようなことからもやはり議員
辞職勧告決議案の取り扱いをめぐっては、会派間、議員間が対立し、議会本来の使命である議案の審議が停滞する事例も見られますが、これでは議会が住民の信頼を失うことになりかねませんと。 よって、きょうもそうですよね、僕が朝から土地改良の議案の質疑をしようと思ってました。停滞してますよね、まさに。本来行わなければならないことは、我々は地域住民のしっかりした中身ですよ、ほんでこれ一般論で申しますけども、他の議会でもよくいじめというのを行われてますよね。名張ではないでしょう、人一人をいじめたり、意見が合わないからいじめるようなことは、
名張市議会に当たってはないです。ないと信じております。他の議会では、そういうことからこういう制度を利用して議員をおとしめる行為がよく他の
地方議会では見られます。名張はそんなことはないでしょう、そりゃあ皆さん品位ある議会を目指している議員でありますから。だから、私は教育問題で中学校のいじめ問題や会社の中のそういうことを議論する議会でありますから、まさにそういう意見の違いだけで人をおとしめるようなことはないと信じておりますので、議員の皆様方におかれましては、柏 元三議員に対する
辞職勧告決議案には賛同なさらないようにお願いしたい。 そして、しっかりとこの中身を、この決議案を出しただけで終わっていただきたくない。しっかりと柏議員の言い分、裁判所は棄却されたわけですから、この中で議論ができるように、控訴されたからその議論はできない、議会ではできないみたいなことは、この決議案の終了後、言わないでいただきたい。しっかりと中身の議論を行っていただきたい。市民も交えた議論を私もさせていただきたいと思っております。どうぞこの案に賛成をすることのない議員を皆さんにお願いをしたいと思います。 以上で終わります。ありがとうございます。
○議長(
森脇和徳) 以上をもって討論を終結をいたします。 これより
議員提出議案第6号について採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (
賛成者起立)
○議長(
森脇和徳) 起立多数であります。よって、
議員提出議案第6号は原案のとおり可決されました。 柏 元三議員の入場を許可します。 (議員柏 元三入場)
○議長(
森脇和徳) この際、議長より柏 元三議員に申し上げておきます。 ただいま
辞職勧告決議は可決されました。これまでのあなたの行ってきた行動、言動によって、どれだけの多くの人が迷惑をこうむり、また多大な心配をかけてきたのかということを一度立ちどまってよく考えていただきたいと思います。柏議員には、この議決の意味を重く受けとめていただくよう、議会の最上段より強く要請しておきます。 議事を進行します。
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△日程第3 諸般の報告
○議長(
森脇和徳) 日程第3、諸般の報告を行います。 市長から損害賠償請求の和解について並びに平成27年度
健全化判断比率及び
資金不足比率の報告を受けました。 また、
監査委員からは平成28年6月、7月及び8月に執行した例月出納検査結果の報告を受けました。 報告書はお手元に配付のとおりであります。
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△日程第4 請願、陳情について
○議長(
森脇和徳) 日程第4、請願、陳情についてを議題といたします。
今期定例会に際して受理した請願、陳情はお手元に配付の請願文書表のとおりであります。いずれも所管の委員会へ審査を付託いたします。 暫時休憩をいたします。(休憩午前11時53分)
○議長(
森脇和徳) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。(再開午後1時0分)
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△日程第5 議案第50号 名張市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 議案第51号
土地改良事業の施行について 議案第52号
市道路線の認定について 議案第53号
市道路線の認定について 議案第54号
市道路線の廃止について 議案第55号 伊賀市・名張市
広域行政事務組合規約の変更に関する協議について 議案第56号 伊賀市・名張市
広域行政事務組合の共同処理する事務の変更に伴う財産処分に関する協議について
○議長(
森脇和徳) 日程第5、議案第50号から議案第56号までの7議案を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。 市長。 (
市長亀井利克登壇)
◎市長(
亀井利克) ただいま上程されました議案第50号から議案第56号までの7議案につきまして一括して
提案理由のご説明を申し上げます。 まず、議案第50号、名張市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本議案は介護保険法等の一部改正に伴い、通所介護の事業所のうち、利用定員が19人未満の事業所について地域密着型サービスに位置づけられたことにより地域密着型通所介護の事業の人員、設備及び運営に関する基準を定めるほか、所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第51号、
土地改良事業の施行についてでございますが、本議案は平成24年度より農山漁村活性化事業の採択を受け、美旗地区活性化計画の一環として進めております
土地改良事業におきまして、遊休農地や耕作放棄地の解消、抑制を目的に行う農道整備につきまして、土地改良法第96条の2第2項の規定により
土地改良事業計画を定めることについて議決を求めるものでございます。 次に、議案第52号、
市道路線の認定についてでございますが、本議案は木屋町1号線と木屋町2号線を連絡する私道につきまして、木屋町区から市道認定の要望を受け、土地の寄附手続が完了しましたことから、新たに木屋町3号線として延長42メートルの認定を行うものでございます。 次に、議案第53号、
市道路線の認定についてでございますが、本議案は住宅地開発事業に伴い整備された道路を市へ移管されたことから、新たに瀬古口3号線として延長151メートルの認定を行うものでございます。 次に、議案第54号、
市道路線の廃止についてでございますが、本議案は三重県の道路網の見直しに伴い、市道木屋町黒田線が県道上野名張線の区域に編入されたことから、当該
市道路線の廃止を行うものでございます。 次に、議案第55号、伊賀市・名張市
広域行政事務組合規約の変更に関する協議についてでございますが、本議案は現在伊賀市・名張市
広域行政事務組合において共同処理する農業共済事業の事務を平成29年4月に設立されます三重県農業共済組合に移行することに伴い、規約の一部を変更することについて、
地方自治法第290条の規定に基づき議会の議決を経て、伊賀市と協議を行うものでございます。 次に、議案第56号、伊賀市・名張市
広域行政事務組合の共同処理する事務の変更に伴う財産処分に関する協議についてでございますが、本議案は伊賀市・名張市
広域行政事務組合において共同処理する事務の変更に伴い、同組合が所有する農業共済事業に係る財産の処分について、
地方自治法第290条の規定に基づき議会の議決を経て、伊賀市と協議を行うものでございます。 以上、条例議案、一般議案を合わせまして7議案の
提案理由を一括してご説明申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げ、
提案理由のご説明といたします。
○議長(
森脇和徳) これより質疑を行います。 議案第51号について質疑を行います。
浦崎陽介議員。
◆議員(
浦崎陽介) ただいま上程されました議案第51号、
土地改良事業の施行について質問、質疑ですね、させていただきます。質問と質疑は違うんで、質疑のほうをさせていただきたいなと思ってますけども。 この農山漁村活性化事業で、国の補助を使って改良されると思うんですけども、この農山漁村活性化事業という国のプロジェクトありますよね、これはどのような目的で各自治体に示されてるものなのか、その概要を教えていただきたいと思います。
○議長(
森脇和徳)
産業部長。
◎
産業部長(松井保) 失礼します。 この農山漁村活性化事業というのは、主に目的としましては、定住等の促進などを目的にやっております。
○議長(
森脇和徳)
浦崎議員。
◆議員(
浦崎陽介) おっしゃるとおり、定住、それだけではないんですけども、これ農水省の事業で、農林水産省の事業、農山漁村活性化のための定住及び地域間交流促進に関する法律がございまして、そこで農山漁村における居住者、滞在者をふやすという新たな視点から対策を推進するため、地域が行う
取り組みに対して交付金の交付や施設用地、円滑な確保と法律上の特例措置をもって総合的に支援するものですということです。 ただの農道整備じゃだめなんですよ。ちょっと農業従事者の皆さんの利便性向上という目的なら、ただの県の補助金だとか、ほかの国の補助金等もあると思うんですよね、農道整備だけならばですね。地域分担金が出てきたりとか、そんなん出てきますけども、ただこの事業でやっぱり行うに当たっては、総合的に農業の活性化をしっかりと次の担い手であったり、今いてる人たちが定住していただけるだとか、移住も含めてそうなのかな、皆さんが、要は総合的なビジョンのもと活用されなければならない補助金なんですよね。 その中で、今回この補助金を活用して新田地内のほうに農道整備をしていただけるということで、1,925万円、延長が200メートルの幅が4メーター、中身は採石でしたね、アスファルト工事を行わずに採石工事ということで、図面も見せていただきました。 1つ疑問に思ったのは、このクランク、農道整備の4番ですね、このクランクというのがどうなのかなという、ちょっと疑問点から質疑をさせてもらってるんですけど、当初この議会におられました山下松一議員が最後の議会ぐらいで申してましたよね。ここに橋をかけたいんだという思い、クランクで本当に橋が可能なのかなという、事情は担当者に聞かせていただきましたんで、今後の橋をかけていく予定はあるのか、費用対効果がどうなのか、調査研究は進んでるのか、やるのかやらないのか、どういうビジョンを持ってはるんですかと。 例えばここに橋をかけていくというんならば、しっかりとしたビジョン、構想が必要になってくるんですよ。ほんでまた、特にここの補助金を使うに当たって、やっぱり新田地区の農村公園であったり、多目的広場であったり、そういう休耕地であったり、どういうビジョンのもと、名張はここに農道整備をしていくんだという目的があるのか、思いがあるのか、地域との
話し合いが進んでいるのか、教えていただきたいと思います。
○議長(
森脇和徳)
産業部長。
◎
産業部長(松井保) 今回の整備につきましては、遊休農地の解消を目的とした農地に隣接した整備を行うものでございます。 また、議員さんおっしゃいましたように、近鉄の橋についてお話があったかと思いますが、今回の計画には上げておりません。ただ、近鉄の橋につきましては、非常に大きな経費がかかりますことから、実施の有無を含めて十分な検討が必要になってくるかと考えております。
○議長(
森脇和徳)
浦崎陽介議員。
◆議員(
浦崎陽介) そこのまた、今すぐに計画があるわけじゃないんで、研究調査は引き続き行っていただきたいという思いで、じゃあ今一体あの橋が幾らかかるんですかと皆さんに問いかけると、20億円、30億円、いやいや10億円や、いろんな言葉が、金額が出てくるんですよね。だから、そんなに時間の要するものじゃないと思うんですよね。過去の自治体がああいうところに橋をかけた際に、どれぐらい費用がかかるかということの概算ぐらいは、電話1本、2本で、1時間、2時間ぐらいで調べられると思いますんで、ぜひともその金額ぐらい、概算ですよね、また研究して報告をいただきたい。正式な金額じゃなくてもいいですので、これぐらいかかって、そうでないと費用対効果がどうだと言われても、10億円と20億円やったら全く違うんですよ。5億円なのか、10億円なのか20億円、わからないんですよね。実際1億円、2億円でかかるのか、いやいや本当に10億円かかるのか、そういうこともしっかりと議論をしたいです。調査していただきたいなというふうに思います。 ビジョンはどうなんでしょうか、今聞かせていただきました。この国の活性化交付金の事業の活用に当たっては、やはりビジョン、ただの農道整備じゃだめなんですよね。この交付金の概要にも国の概要にも書いてると思うんですけども、農業活性化プロジェクト支援交付金の概要でね。どういうビジョンのもとこれをつくるという、この補助を使おうと。 これは何が言いたいかと申しますと、本当に農業、定住促進とか地域間交流とか、美旗もしかり、よその地域もしかりですよ。なぜ美旗にこの光が注いだのか、その理由はと他の地域から聞かれたときに、しっかり我々も答えられなければいけない。なぜ美旗が今ここが必要なのか、農業をやってるところは幾らでもありますよね。農村公園を含めた何かビジョン、そういうことをしっかりと述べていただきたいんです、いかがですか。
○議長(
森脇和徳)
産業部長。
◎
産業部長(松井保) まず、この地域につきましては、平成二十何年、ちょっと年代覚えてないんですけど、その中で美旗市有地の有効利用という形で計画されてたのが土台になっておりまして、この地域につきましてはかなり広範囲の農地がございます中、また区画整理等、農地整備されてないということでございます。 その中で今回、昨年までやりました多目的広場、農園等を使いまして、人が集まる場所を構築しまして、農業の活性化につなげていきたいと。 また、農道につきましては、荒れている農地、遊休地等を解消して定住していただくというのが目的でございます。
○議長(
森脇和徳)
浦崎陽介議員。
◆議員(
浦崎陽介) 今、部長言われましたけども、人が集まる地域ということで、せんだってからとある催し物が行われたと聞いてます。そこには人集まったんですか。ヒマワリでしたかね、何でしたか。ちょっと4名だったか、10名だったか、関係者が10名こられたということでしたけども。計画、本来この補助金を使って何をしなければ、結果を残さなければいけませんよね。地域が悪いんじゃなくて、やはり行政がその仕掛けです。仕掛けづくりがちゃんとできているのか、何名集まったんですか。ヒマワリの事業だったですかね、僕が聞き及んでいるのは関係者4名と、その主催者4名と関係者が10名ほど来ただけだということだったんですけど、いかがですか。
○議長(
森脇和徳)
産業部長。
◎
産業部長(松井保) 済んません、ちょっと人数のほう、ちょっと私のほう把握しておりませんので、申しわけないです。 ただ、これからこの地域を有効的に活用していく中で、行政も含めて十分市民の方等への広報等もやっていきたいと考えております。
○議長(
森脇和徳)
浦崎議員。
◆議員(
浦崎陽介) 僕が言いたいのは、ただの農業土木だけじゃだめですよというんですよ。農業土木だけならば、ほかの補助金使ってくださいよと。この事業を行う目的というのは、やっぱり交流人口をふやしたり、この美旗の地にたくさんの人が訪れていただけるような
取り組み、やはり新田の初瀬街道だけは狭いですよね、やっぱり人が来てもらったときにですね。 それで、道路を拡幅していったり、やっぱり県にお願いして、市長が当時から進めていただいたグリーンハイツから抜ける道ですよね、あれもまだ今のところ全然手つかずで動いていない。県会議員当時、市長が手がけていただいてましたわ、あれもとまってる状態ですよね。やはりここに本当どれぐらいの人たちが集っていただける、ふるさと公園というか、農業公園にしていくのか、ビジョンを明確にしていただきたいという思いがあります。 もう結構複数年たってますし、ノーベルさんからいただいた寄附金等もほぼ使い終わってるようなことも聞いてますし、じゃあここをどう整備してくのか、お金がなくなったら、もう何もしていかないのか。また、計画倒れしないように、どういうビジョン、思いがあるのかを聞かせていただきたいんです。いかがですか。
○議長(
森脇和徳)
産業部長。
◎
産業部長(松井保) 今後につきましては、今もですけど、美旗のまちづくりの方の協力を得た中で、現在農地等管理していただいてます。また、そこら辺もいろいろ協働しもって、活性化のほうを進めてまいりたいと考えております。
○議長(
森脇和徳)
浦崎議員。
◆議員(
浦崎陽介) ありがとうございます。 この補助金の目的は、交流と二地域間居住、定住ということで、3つに分かれてんですよね。中身としては直販施設ですよね。管理人の雇用、後継者の育成、インターネットを活用した情報発信とか、これはまあ漁村のほう、パート雇用の創出、あと自然の魅力体験だとか、そんな思いで地域の方から聞きますと、芝生を植えたところで朝市等も行っていけるような、そういう支援をしていただけないのかということでしたけど、そういうふうな支援というのは今後どのようにお考えですか。
○議長(
森脇和徳)
産業部長。
◎
産業部長(松井保) 支援につきましては、また今後地元なり関係者の方と協議しもって検討していきたいと考えております。
○議長(
森脇和徳)
浦崎議員。
◆議員(
浦崎陽介) ありがとうございます。
企画財政部長、お伺いいたします。 定住促進、取り組んでくれておられますよね。今定住促進で1つ欠けているところが、欠けているとは言わないです。ちょっと進む方向が違うんですよね。どうしても企画が、今動いていただいてるのは不動産の空き家対策としての定住促進の方向が強い、農業との連携という部分で定住促進、この補助金なんか特にそうなんですよ。そういう定住促進、移住等に使えるような補助、メニューなんですけども、農業と企画との連携ってどのように進んでおられるのか、そしてまた今後定住施策であったり、そういうことに関しての農政との連携をどういうふうに考えておられるのか、お互い任せてますではだめだと思うんですけども、担当者は一生懸命皆さん考えておられますので、今度は農政とのつながりの部分で、部長同士がどういうふうな連携をとっていかれるおつもりがあるのか、お聞かせください。
○議長(
森脇和徳)
企画財政部長。
◎
企画財政部長(森岡千枝) 移住定住の関係でご質問いただきました、私のほうへ。 総合戦略に基づいて、移住定住については促進していかなければならないと思っておりますし、農業との関連をいろいろご質問いただいておりますけれども、農業との関連も今もさせていただいておりますし、オール名張で進めていかなければならないということでございますので、各部署とこれからも強力に連携をして進めてまいりたいと思っております。
○議長(
森脇和徳)
浦崎議員。
◆議員(
浦崎陽介) 引き続き企画の皆さんのお知恵を拝借しながら、地域としっかりと足並み、スクラム組めるような農業も
取り組みをしていただきたいと思います。 もう一点、最後に
産業部長にお伺いしときますけども、ここの農道整備4ですよね、ここをやっぱり保育所の近所で、小学校の近所でありますから、やっぱり通行量が多くなると安全対策、これまでノーベルさんが来られるときには安全対策、ある程度一定はできたんですけど、まだ全てできてません。小学校の前の道路の柵であったり、カラー舗装であったり、安全対策、保育所の送り迎えもそうですし、子供らが歩くんですよ。ほんで、この近くにこれから植物工場が、光を使った植物を育てるということで、LEDですね、そういう施設が来ますので、やはり学校付近でありますので、安全対策、まだ全て100%できていません。その辺をどう教育委員会と連携をとりながらやっていくか、決意を聞かせてください。
○議長(
森脇和徳)
産業部長。
◎
産業部長(松井保) これからこの道を進める中で、教育委員会なり地元、住民さん、また学校、保育所と協議をしもって進めてまいりたいと思います。
○議長(
森脇和徳)
浦崎議員。
◆議員(
浦崎陽介) ありがとうございます。 県の部分もありますので、県の支援が必要でありますが、県と連携をとりながら、学校の意見や地域の意見、保護者の意見を聞きながら、この工事を進めていったり、ふるさと農道、新しい農道をつくったり、植物工場の誘致に当たっては地域の安全対策を優先していただいて、ともに発展できるような施設や企業であるように、建設のほうよろしくお願いいたします。 以上で質問を終わります。
○議長(
森脇和徳) これにて質疑を終結をいたします。 ただいま議題となっております議案第50号については
教育民生委員会に、議案第51号から議案第54号まで及び議案第56号の5議案については産業建設委員会に、議案第55号については総務企画委員会にそれぞれ審査を付託いたします。
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△日程第6 議案第57号 平成28年度名張市
一般会計補正予算(第2号)について 議案第58号 平成28年度名張市
介護保険特別会計補正予算(第1号)について 議案第59号 平成28年度名張市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について
○議長(
森脇和徳) 日程第6、議案第57号から議案第59号までの3議案を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。 市長。 (
市長亀井利克登壇)
◎市長(
亀井利克) ただいま上程されました議案第57号から議案第59号までの平成28年度
一般会計及び
特別会計の各
補正予算につきまして、その概要を申し上げ、ご審議を賜りたいと存じます。 今回お願いいたします
補正予算は
一般会計で、国の制度改正を受けての児童扶養手当給付費やB型肝炎ワクチン予防接種経費の追加を初め、前年度事業費の精算に伴います国、県費返還金、その他国県補助事業を中心に最小限の予算措置を行うものでございます。 それでは、
一般会計の歳出からご説明申し上げます。 まず、総務費は地方財政法の規定に基づき、前年度決算剰余金の2分の1相当額を財政調整基金へ積み立てるほか、介護給付費準備基金への前年度介護保険料決算剰余金の積み立てを初め、熊本地震の被災地支援事業に係る職員派遣経費を計上するなど、合わせて2億578万3,000円を増額しております。 次に、民生費は前年度事業費の精算に伴います国、県費返還金を計上しておりますほか、制度改正を受けての児童扶養手当給付費の増額や貧困の状況にある子供の学習、生活支援を行う拠点づくりを進めていくための準備経費を計上するなど、合わせて3,000万円を増額しております。 衛生費は、本年10月からB型肝炎ワクチンが定期接種化されますことから、予防接種委託料を増額するなど、1,123万2,000円を増額しております。 農林水産業費は、前年度事業費の精算に伴います国費返還金の計上で、75万円を増額しております。 商工費は、国の地方創生推進交付金を活用いたしまして、歴史文化等をテーマにした外国人誘客の推進などを広域的な組織で連携して進めていくための準備経費の計上などで、320万円を増額しております。 土木費は、立地適正化計画の策定に向けた分析調査に要する経費を初め、空き家等の特性分析や発生予測調査に要する経費を計上するなど、合わせて590万円を増額しております。 教育費は、青少年センターの吊天井落下防止対策事業並びに音響設備改修事業につきまして、その財源確保を引き続き検討してまいりますことから、本年度は国庫補助金を確保できる見通しとなった吊天井落下防止対策事業に係る設計業務委託についてのみ実施することとし、合わせて6,986万5,000円の減額をしております。 続きまして、
一般会計の歳入につきましてご説明申し上げます。 地方特例交付金と地方交付税、市債で計上しております臨時財政対策債につきましては、国の算定結果を受けての精査を行っておりまして、地方特例交付金で193万3,000円の増額、普通交付税で9,181万7,000円の増額、臨時財政対策債で570万円の減額をしております。 また、繰越金で1億794万5,000円の増額を行っておりますほか、国県支出金や諸収入、市債等で事業費に見合う所要額の増額をしております。 債務負担行為につきましては、固定資産台帳整備及び財務書類作成支援委託につきまして、追加の設定を行ってございます。 以上が
一般会計の
補正予算の概要であり、総額1億8,700万円を増額し、平成28年度の予算総額は266億3,200万円といたしております。 続きまして、
特別会計につきましてご説明申し上げます。 まず、介護保険
特別会計は、前年度保険給付費の精算に伴います
一般会計繰出金及び国費返還金などで、合わせて6,428万9,000円を増額しております。 後期高齢者医療
特別会計では、在宅訪問歯科健診事業費の計上で、293万円を増額しております。 以上が今回お願いいたします
補正予算の概要でございます。何とぞよろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願いを申し上げ、
提案理由のご説明といたします。
○議長(
森脇和徳) 本案に対する質疑は別に日程を定めて行うこととし、本日はこの段階にとどめます。
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△日程第7 議案第60号 平成27年度名張市
一般会計歳入歳出決算の認定について 議案第61号 平成27年度名張市
住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第62号 平成27年度名張市
東山墓園造成事業特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第63号 平成27年度名張市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第64号 平成27年度名張市
公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第65号 平成27年度名張市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第66号 平成27年度名張市
介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第67号 平成27年度名張市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第68号 平成27年度名張市
国津財産区会計
歳入歳出決算の認定について 議案第69号 平成27年度名張市
病院事業会計決算の認定について 議案第70号 平成27年度名張市
水道事業会計決算の認定について
○議長(
森脇和徳) 日程第7、議案第60号から議案第70号までの11議案を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。 市長。 (
市長亀井利克登壇)
◎市長(
亀井利克) ただいま上程されました議案第60号から議案第70号までの平成27年度
一般会計、各
特別会計、
国津財産区会計の
歳入歳出決算の認定並びに
病院事業会計決算、
水道事業会計決算の認定につきまして、一括して
提案理由のご説明を申し上げます。 最初に、議案第60号から議案第67号までの
一般会計と各
特別会計でございますが、これらの議案は
地方自治法第233条の規定により、会計管理者から提出のありました決算書に
監査委員の決算審査意見書と主要施策の成果に係る決算資料を付しまして、議会の認定をお願いするものでございます。 まず、平成27年度の財政運営の概況につきましてご説明申し上げたいと存じます。 平成27年度当初予算では、財源補填のための財政調整基金や減債基金が完全に枯渇し、さらに市税や交付税等の一般財源収入の大幅な減収が見込まれておりましたことから、今まで以上に歳出削減、歳入確保に取り組むこととし、事務事業の見直し、廃止を初め、給与水準の適正化を図るための独自削減の実施、法人市民税の超過課税やふるさと納税の推進等による自主財源確保などの
取り組みを反映いたしました。 一方で、
名張躍進に向けた
土台づくりを進めていくために、ここ二、三年で集中して取り組まなければならない健康づくりや仕事づくり、子ども・子育て支援といった政策的経費を初め、緊急に取り組まなければならない小・中学校の耐震改修事業などの重点事業について、財源を確保しながら予算措置を行ったところでございます。 最終、3月
補正予算におきましては、病院事業会計繰出金の追加など多額の予算措置が必要となりましたが、市税や地方消費税交付金等の増収を見込むことができ、乗り切ることができたところでございます。 平成27年度の実質収支額につきましては、3億794万5,000円と例年並みの剰余金が生じましたが、水道事業会計から3億円の借り入れを行っていることを踏まえますと、平成27年度も非常に厳しい財政運営であったことを理解いただけるかと存じます。 以上が平成27年度の決算の総括でございます。 このような厳しい
財政状況の中、平成28年度からは議会や市民の皆さんのご理解のもと、
都市振興税を導入させていただきましたが、
社会保障関係経費や
老朽化施設の
維持更新経費の増加、
市立病院の経営健全化に向けた対応など、さまざまな財政課題が山積みであり、しばらくは予断を許さない
財政状況が続くものと見込んでおります。 このたびの
都市振興税の導入に当たり、議員や市民の皆様方からいただいたご意見の大半は、これまで以上の徹底した歳出削減であり、行政に対してより一層の厳しさが求められていることに鑑み、職員全体がさらに危機感を持ち、英知を結集してさらなる行財政改革を進めるとともに、将来的に独自課税を導入してよかったと納得いただけるような
名張躍進の
土台づくり、持続可能な財政運営基盤を早期に確立することを目標に、さらなる行財政改革の
取り組みを推進しているところでございます。議員の皆様方におかれましては、ご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
一般会計等の決算につきましては、以上でございます。 次に、議案第68号の
国津財産区会計の決算でございますが、この議案は財産区議会を昨年10月に廃止したことに伴い、
地方自治法第233条の規定により、会計管理者から提出のありました決算書に
監査委員の決算審査意見書を付しまして、議会の認定をお願いするものでございます。 次に、議案第69号及び議案第70号の病院事業会計、水道事業会計の決算でございますが、これらの議案は地方公営企業法第30条の規定に基づき、
監査委員の決算審査意見書と事業報告書等決算附属書類を付しまして、議会の認定をお願いするものでございます。 まず、議案第69号の病院事業会計でございますが、医師確保を重点に置いた積極的な研修医受け入れなどの継続に加え、救急医療や高度医療などを担う地域の中核病院としての機能充実に向けた医療機器等の更新を図るなど、安心で安定した医療の提供の充実に努めてまいりました。 収益確保の面では、平成26年度に包括医療費支払い制度DPCを導入したことで、医療の標準化、透明化等による医療の質の向上が図れたほか、効率的な病床管理に
取り組み、経営の改善につなげてまいりました。 平成27年度の
市立病院の利用状況は、延べ入院患者数では5万7,870人で、前年度より1,774人増加し、延べ外来患者数では8万5,507人で、2,453人の増加となりました。これらのことにより、医業収益では約3億5,700万円増加いたしました。 次に、介護老人保健施設ゆりの里につきましては、高齢者の自立を支援して在宅復帰を目指すことを目的として、療養やリハビリを行いつつ、認知症ケアへの対応や家族の相談を受けて不安の解消を助け、利用者が退所後に在宅や他の施設で安心して生活できるよう、
関係機関との連携、調整に努めてまいりました。当施設の平成27年度の延べ入所者数は1万5,770人、延べ通所者数は1,559人となりました。 また、看護専門学校につきましては、3年間の看護教育を通して学生の感性豊かな人間性を育み、現代医療に対応できる知識、技能、態度を身につけるとともに、地域医療に貢献できる素養を備えた看護師の育成に努めてまいりました。 病院事業全体の収支状況としましては、入院、外来とも患者数が増加したことにより医業収支は改善し、経常収益でも医業収益の増加のほか、前年度の不良債務解消に向けた繰入金を行ったことから、約3億90万円の黒字となりました。今後も引き続き地域の中核病院として安定した地域医療体制を確保するため、より一層の経営改善に取り組んでまいります。 次に、議案第70号の水道事業会計でございますが、主な事業の
取り組みとしましては平成23年度から平成32年度の10年間を計画期間とする水道ビジョンに基づき、施設の更新・改良事業として富貴ヶ丘浄水場の機械電気設備や滝之原第3配水池の計装設備の更新工事を初め、管路の耐震化事業として配水管更新工事を実施するなど、安全で安定した水の供給、災害に強い水道の整備に努めてまいりました。 収支状況につきましては、水需要の低迷による給水収益の減少や減価償却費の増加があったものの、平成26年度に計上いたしていた新会計基準への移行に伴う特別損失がなくなったことにより、当年度純利益となりました。今後も給水収益の減少など、厳しい経営環境が続くことが予想されますが、引き続き経営の効率化の推進と収支見通しを踏まえた事業運営により水道の安定的な供給に努めてまいります。 以上で
提案理由の説明を終わらせていただきますが、
一般会計、各
特別会計、
国津財産区会計、公営企業会計の決算の具体的な内容につきましては副市長のほうからご説明申し上げますので、よろしくご審議の上、認定賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(
森脇和徳) 決算の細部説明を求めます。 副市長。 (副市長前田國男登壇)
◎副市長(前田國男) 議員の皆様方、こんにちは、よろしくお願い申し上げます。 ただいま市長から平成27年度の
一般会計、各
特別会計、
国津財産区会計、病院事業会計、水道事業会計の決算の認定につきまして
提案理由のご説明を申し上げ、またこの後
監査委員から決算審査の結果についてご意見を賜るところでございますが、私からは
一般会計を中心に各会計の決算概要につきましてご説明申し上げます。 まず、
一般会計の歳入でございますが、市税につきましては評価がえの影響に伴う固定資産税の減収などにより、前年度と比べ1億3,578万円の減となっております。 次に、地方消費税交付金は平成27年度から通年ベースでの交付となりましたことから、5億4,809万円の増となっており、地方交付税につきましては普通交付税の算定において、地方創生に係るまち・ひと・しごと創生事業費が創設されたことなどにより、3億768万円の増となっております。 国庫支出金につきましては、小・中学校耐震改修事業の集中実施を初め、国の地方創生に係る地域活性化交付金事業の実施などにより、3億139万円の増となっております。 県支出金につきましては、子育て支援対策臨時特例交付金を初め、市庁舎等への太陽光パネルや蓄電池の設置に係る補助金などにより、1億348万円の増となっております。 また、寄附金につきましては、
ワンストップ制度開設や返礼品の拡充によるふるさと応援寄附金の増額などにより、3,428万円の増となっております。 繰入金につきましては、平成26年度に財源補填のために行った減債基金繰入金や東山墓園管理基金繰入金の皆減のほか、水道事業会計からの借入金の減額などにより、全体で6億3,549万円の減となっております。 また、繰越金につきましては、前年度と比べ8,040万円の増となっております。 市債につきましては、東部保育園の移転整備事業を初め、小・中学校耐震改修事業の実施などにより、9億6,500万円の増となっております。 以上が歳入の主な内容であります。 続きまして、
一般会計の歳出につきましてご説明申し上げます。 まず、総務費は退職者の減少に伴いまして退職手当が減額となりましたほか、国及び市選挙費の皆減などにより、前年度と比べて1億2,470万円の減となっております。 次に、民生費は障害者自立支援費を初め、国民健康保険
特別会計への繰出金や東部保育園の移転整備事業の実施などにより、全体で8億7,312万円の増となっております。 衛生費では、斎場建設に伴う損害賠償請求に係る和解金支払いのほか、病院事業会計繰出金で平成26年度の不良債務解消に係る経費の追加などにより、全体で4億3,056万円の増となっております。 次に、農林水産業費は県営ふるさと農道整備事業並びに地籍調査事業の皆減などにより、全体で6,133万円の減となっております。 土木費は、公共下水道事業
特別会計への繰出金が分担金収入の増などにより大幅に減額となったことなどにより、全体で3億582万円の減となっております。 続きまして、教育費は小・中学校耐震改修事業の前倒し実施により大幅に増額となりましたほか、百合が丘市民センターの増改築事業の実施などにより、全体で8億1,153万円の増となっております。 最後に、公債費は第三セクター等改革推進債の元金償還が始まったことなどから、8,047万円の増となっております。 以上の結果、
一般会計の決算額は歳入が290億6,208万4,000円、歳出が287億5,145万8,000円、差し引きの形式収支が3億1,062万6,000円となり、繰越事業に係る一般財源268万1,000円を除いた実質収支は3億794万5,000円の黒字となり、例年並みの剰余金が生じたところでございます。 また、各
特別会計の決算につきましても
一般会計と同様に、全会計で決算が黒字となり、実質収支につきましては住宅新築資金等貸付事業で772万2,000円、東山墓園造成事業で554万7,000円、農業集落排水事業で1,696万1,000円、公共下水道事業で4,138万3,000円、国民健康保険で1億5,046万1,000円、介護保険で7,319万8,000円、後期高齢者医療で73万4,000円となっております。 続きまして、
財政健全化法により公表が義務づけられております
健全化判断比率及び
資金不足比率の各指標につきましてご報告いたします。 実質赤字比率及び連結実質赤字比率につきましては、それぞれ黒字となっておりますので算定比率はございません。 また、実質公債費比率につきましては15.5%、将来負担比率では179.8%となっており、いずれも早期健全化基準及び財政再生基準を下回った数値となっております。 農業集落排水事業、公共下水道事業の2つの事業会計の
資金不足比率につきましては、資金不足が発生していないことから比率の算定はございません。 また、その他の財政指標でございますが、財政力指数は前年度比で0.004ポイント悪化し0.735に、経常収支比率は1.1ポイント改善し98.6%となっております。
一般会計、
特別会計の決算につきましては、以上でございます。 続きまして、
国津財産区会計の決算の概要につきましてご説明申し上げます。 歳入につきましては、基金繰入金等により43万4,000円、歳出は議員報酬等により24万9,000円で、実質収支額は18万5,000円となりました。 続きまして、
病院事業会計決算の概要につきましてご説明申し上げます。 まず、収益的収入及び支出につきましては、収入が58億2,632万4,000円、支出が55億2,307万2,000円となりました。 次に、資本的収入及び支出につきましては、収入が4億6,895万8,000円、支出が7億8,537万9,000円となりました。 以上の結果、資本的収入額が資本的支出額に不足する額3億1,642万1,000円につきましては、損益勘定留保資金等で補填いたしました。 次に、損益計算書におきましては、医業収益が42億1,026万8,000円、医業費用が46億9,296万5,000円となりました。 また、医業外収益では11億3,483万5,000円、医業外費用では3億4,128万3,000円となりました。 次に、看護学校収益では1億3,937万8,000円、看護学校費では1億3,588万5,000円となりました。 老人保健施設収益では2億1,436万3,000円、老人保健施設費では2億7,540万9,000円となりました。 最後に、特別利益では1億1,806万4,000円、特別損失では7,046万円となり、以上の結果3億90万7,000円の当年度純利益となりました。 なお、収入においては、医業収益、医業外収益ともに増加したことにより、総収益は対前年度比で14.7%増加いたしました。 一方、支出においては、医師を含めた医療スタッフの増員に要する人件費及び医療資材等の材料費の増加がありましたが、医業収支は約1億5,700万円の改善となりました。 前年度繰越欠損金93億2,163万9,000円から当年度純利益を除いた当年度未処理欠損金は90億2,073万2,000円となり、繰越欠損金として翌年度へ繰り越しいたします。
財政健全化法によります
資金不足比率につきましては、資金不足が発生していないことから比率の算定はございません。 続きまして、
水道事業会計決算の概要につきましてご説明申し上げます。 まず、収益的収入及び支出につきましては、収入が18億8,600万7,000円、支出が17億4,832万8,000円となりました。 次に、資本的収入及び支出につきましては、収入が5億9,822万9,000円、支出が前年度からの繰越額を含み13億4,792万9,000円となりました。 なお、建設事業費の4億4,981万3,000円を平成28年度へ繰り越しいたしました。 以上の結果、資本的収入額が資本的支出額に不足する額7億4,970万円につきましては、過年度分損益勘定留保資金等で補填いたしました。 次に、損益計算書におきましては、営業収益が13億5,474万円、営業費用が16億5,088万1,000円となりました。 また、営業外収益では4億2,001万9,000円、営業外費用では4,664万9,000円となりました。 最後に、特別利益では1万9,000円、特別損失では10万1,000円となり、以上の結果、7,714万7,000円の当年度純利益となりました。 前年度比較としましては、収入では給水収益が減少となったのに加え、前年度に計上していた受託工事収益や地方公営企業の新会計基準への移行に伴う特別利益がなくなったことなどにより、2.4%減少いたしました。 一方、支出では減価償却費が増加したものの老朽管の更新や漏水調査の実施に伴う無効水量の減少により、有収率が前年度より0.3ポイント向上し、経費削減につなげました。また、昨年度計上していた受託工事費用や新会計基準への移行に伴う特別損失がなくなったことなどにより、20.6%の減少となりました。 なお、
財政健全化法によります
資金不足比率につきましては、資金不足が発生していないことから比率の算定はございません。 以上が平成27年度決算の概要でございます。詳細につきましては、別紙の決算書及び決算資料のとおりでございますので、よろしくご審議賜り、認定いただきますようお願い申し上げ、私からの説明を終わらせていただきます。
○議長(
森脇和徳) 次に、
監査委員から審査結果の報告をお願いいたします。
監査委員。 (
監査委員旭 善宏登壇)
◎
監査委員(旭善宏) それでは、私のほうから
監査委員を代表いたしまして平成27年度決算等の審査結果の概要をご報告申し上げます。 初めに、
地方自治法の規定に基づき審査に付されました平成27年度名張市
一般会計及び
特別会計歳入歳出決算につきましては、森岡秀之
監査委員とともに慎重に審査いたしました結果、各決算書及び決算附属書類は
地方自治法施行規則に定められた様式により作成され、計数は関係諸帳簿と符合し、正確であると認められました。
一般会計と
特別会計を合わせた決算全体を見ますと、歳入総額496億6,290万7,943円、歳出総額490億2,796万9,098円で、差し引き6億3,493万8,845円の
黒字決算となり、前年度に比べますと歳入総額で6.4%、歳出総額で6.7%それぞれ増加しております。 また、主な財政指標といたしまして、財政力指数は0.735で、前年度より0.004ポイント低下しております。 また、経常収支比率につきましては98.6%で、前年度より1.1ポイント低下し、わずかに好転しております。 まず、
一般会計の決算状況につきましては、歳入歳出差し引き額は3億1,062万5,961円であり、これから翌年度へ繰り越すべき財源268万1,000円を差し引いた3億794万4,961円が実質収支額となっております。 科目別の歳入歳出内容は、お手元の意見書に記載したとおりでございます。 次に、
特別会計の決算状況でございますが、住宅新築資金等貸付事業を初め7つの
特別会計の歳入歳出差し引き総額は3億2,431万2,884円、前年度に比べ485万838円、1.5%増加しております。 各
特別会計の科目別の歳入歳出内容は、意見書に記載したとおりでございます。 また、各基金の運用状況を審査した結果、設置目的に沿って適正に運用されており、正確であると認められました。
一般会計及び
特別会計の決算審査の概要は、以上のとおりでございます。 意見書にも述べておりますが、平成27年度は事業の見直しや給与の独自削減及び自主財源の確保などの
取り組みを進めたため、
黒字決算となっています。しかしながら、水道事業会計からの借り入れや多額の市債を発効するなど、その実態は依然として厳しいものです。 さらに、社会保障関係費や公共施設の老朽化による維持管理経費の増大、
市立病院の経営健全化に向けた対応など、恒常的な財源不足が見込まれることから、
都市振興税を導入し、市民や市内に固定資産を有する方にご負担をかけることになりました。新たな負担を求める以上、財源の活用については大きな責任を負うことになります。全職員が危機感を持ち、さらなる行財政改革を断行し、将来にわたって持続する財政基盤の確立に取り組むとともに、職員一丸となって知恵を絞り、
名張躍進の
土台づくりに努められるよう切望いたします。 なお、
国津財産区会計の科目別の歳入歳出内容は、意見書に記載したとおりでございます。 次に、地方公営企業法の規定に基づき審査に付されました平成27年度名張市病院事業会計及び名張市水道事業会計の決算審査の結果につきましては、決算書及び附属書類は関係法令に準拠して作成されており、計数は関係諸帳簿と符合して正確であると認められました。 名張市病院事業会計の業務実績、収入及び支出の状況等につきましては、お手元の意見書に記載したとおりでございます。 意見書にも述べておりますが、研修医を積極的に受け入れるなど、医師確保に努めるとともに、地域医療支援病院として地域の医療機関と連携しながら、在宅医療救急
システムを構築し、自宅療養中の患者への訪問診療を始めるなど、医療の向上にも努められました。しかしながら、依然として厳しい経営状況にあることには変わりはありません。公立病院の使命は市民の生命と健康を守ることですが、同時に公営企業として効率的、効果的な経営も求められています。新しい改革プランについて、実効性のある改革プランとして早期に策定し、経営改革に取り組んでいただくよう強く望むものであります。 次に、名張市水道事業会計の業務実績、収入及び支出の状況等につきましても、お手元の意見書に記載したとおりでございます。意見書にも述べておりますが、水道ビジョンに基づき計画的な事業推進を図るとともに、災害時における危機管理体制の強化や基幹施設の更新など施設整備を進め、安全で良質な水の供給に努められるよう望むものであります。 次に、地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定に基づく審査結果につきましてご報告させていただきます。 総合意見としまして、審査に付されました各指標の算定基礎となる事項を記載した書類は、いずれも法令に準拠し、指標の計数は正確であると認められました。 平成27年度の
健全化判断比率を個別に申し上げますと、まず実質赤字比率及び連結実質赤字比率は、黒字につき比率算定されません。 次に、実質公債費比率につきましては15.5%となっており、前年度より0.8ポイント低下し、早期健全化基準の25.0%と比較しても9.5ポイント下回っております。 また、将来負担比率は179.8%となっており、早期健全化基準の350.0%と比較しますと170.2ポイント下回っており、前年度より7.0ポイント低下し、好転しています。 さらに、公営企業
資金不足比率に係る審査の結果は、水道事業会計、病院事業会計、農業集落排水事業
特別会計及び公共下水道事業
特別会計について、書類は法令等に準拠して適正に作成されており、計数は正確であると認められ、資金不足は生じないため、
資金不足比率は算定されておりません。 以上、概略的な内容となりましたが、平成27年度名張市
一般会計及び
特別会計並びに企業会計の決算等の審査結果についてのご報告とさせていただきます。
○議長(
森脇和徳) 本案に対する質疑は別に日程を定めて行うこととし、本日はこの段階にとどめます。 以上をもちまして本日の議事日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 午後1時58分散会
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議長は、この会議録をつくり、署名者とともに署名する。 議 長 議 員 議 員...